理学療法士が回復期病院へ転職する際の悩みを解決!成功へのポイントを徹底解説

この記事で解決できる悩み

✔︎ 回復期病院に働きたいが仕事の内容や人間関係が気になる。

✔︎ 給料や休日などの待遇が合うかが不安。

✔︎ 病院は知識や技術がないと不安で転職するか悩む。

と疑問に思っている方の悩みを解決できる記事になっています。

理学療法士としてキャリアを考える中で、「回復期病院への転職」を検討している方も多いのではないでしょうか?

しかし、転職には多くの不安や悩みがつきものです。

本記事では、回復期で4年働いていた僕の実体験をもとに回復期病院への転職を考える理学療法士が抱える主な悩みを整理し、それぞれの解決方法を詳しく解説します。


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目次

理学療法士が回復期病院への転職を考える理由

まず、なぜ理学療法士が回復期病院を転職先として選ぶのでしょうか?主な理由を以下に挙げます。

転職する理由
  • 患者の長期的な回復に関われる
  • チーム医療の経験が積める
  • 急性期と異なる働き方

回復期病院では、患者の在宅復帰を目指したリハビリをじっくり行うことができ、リハビリの計画を他職種と連携しながら、自分の専門性を活かしつつスキルを磨くことができます。

急性期病院よりも落ち着いたペースで働ける場合が多く、バランスの取れた生活が期待できます。

しかし、これらの魅力がある一方で、転職を考える際には多くの悩みが生じるのも事実です。

次章から具体的な悩みとその解決方法を見ていきましょう。

回復期病院への転職で多い悩みとその解決策

キャリア選択としての妥当性が分からない

回復期病院での経験が自分のキャリアにどう活きるのか分からない

他の選択肢と比較して正しい道なのか不安

という声をよく聞きます。

結論から言うと、僕は入社1年目で回復期病院に入社して良かったと思います。

入社して良かったこと
  • 病院の設備や教育体制が整っている。
  • 人数が多いので色々フォローしてもらえる。
  • 将来、訪問リハビリや整体に転職した際に一人で色々できる事が増えた。

病床数が多い回復期病院に入社すると、働く人数も多い分、病院の設備や教育体制が充実しています。

他のクリニックや整体に転職した事がありますが、病院ほど充実しているところはありません。

また、働く人数が多いとわからない事や悩んでいる事に関して

色んな人からアドバイスをいただけたり、病院によっては「プリセプター制度」という一人一人に担当上司が付き、

何かあったら相談や悩みなどをプリセプター(担当上司)に報告相談する教育体制も整っています。

そして、将来、訪問リハビリや整体業などに興味がある人はいろんな疾患が学べる環境なので

知識・技術並びにリスク管理含め、次の転職では一人でできる事が増え、キャリア選択として妥当でした。

スキルや経験の不足感

次に悩みが多かったのは、「回復期病院で必要とされるスキルが足りないのではないか」という悩みです。

先ほども記載した通り、僕は一年目で回復期に入社しましたが、当たり前に国家試験の知識しかありませんでした。

むしろ技術は実習で学んだ評価くらいです。

一年目の時は、リスク管理もあるので重症度の低い患者様を主にリハビリしてましたが、

年数を重ねる事に重症度の高い患者様をリハビリすることになるので知識・技術はもちろんリスク管理は不可欠です。

勉強せずにいると、良くならない患者様が増え、リハビリに入るとプレッシャーを感じる事があります。

このプレッシャーを感じないために僕が一年目に行なっていたことは、以下の通りです。

スキルを磨くために行ったこと
  • 国家試験の再復習。
  • 先輩スタッフに業務後実技練習を教えてもらう。
  • 外部のセミナーや勉強会に参加する。

国家試験の内容は半年すると記憶から抹消されます。

僕の病院は一年目対象に国家試験で学んだ内容のテストがありました。

テストに合格しないと数枚のレポート提出があったので死ぬ気で勉強しました。

他には業務後、先輩スタッフを捕まえて装具の勉強や治療アプローチを教えてもらったり、

休みの日に外部の勉強会や勤務後、夜間のセミナーに通ったりしていました。

ある程度、知識・技術は必要ですが最初は誰でもゼロからなので

教えてもらうスタンスでしっかり学んでいくとスキルアップも望める環境になります。

多職種連携の不安

医師や看護師、他のセラピストと連携する際に、自分がうまく役割を果たせるか不安

この悩みは行動次第で変わります。

正直、上手くいかない人も僕の周りにはいました。

特に医師、看護師との連携はチームアプローチとして不可欠なのでしっかり押さえていきましょう。

早速、対策として

  • コミュニケーション力を意識する
  • 可愛がられる

この2点が重要です。

コミュニケーション力を意識する」に関しては、

他職種との円滑な連携には、的確で簡潔な情報共有が重要です。報告・連絡・相談を徹底しましょう。

チームアプローチは方向性が一致していないと全て上手くいきません。

ミーティングや面談などもあるのでその際までにしっかりと情報共有をしておきましょう。

この情報共有ができていないと他職種と溝ができますので勇気をもって報告・連絡・相談はしましょう。

次に「可愛がられる」ですが、これが一番円滑に仕事を進めるのに重要です。

先ほどの報連相は当たり前ですが、印象を良くすることも大事です。

上司に可愛がられる人」、「気に入られて役職についている人」こんな人周りにいませんか?

私はこんな人になりたくない、一匹狼でいいと思っている人…残念ながら数年後には退職してます。

では可愛がられるためにどうしたら良いか?以下のことを実践してみてください。

可愛がられるコツ
  • 報連相+αをする。
  • 第一印象を良くする。
  • 相手に興味をもつ。

この3点を解説していきます。

報連相+αをする

報連相はほとんどの方が行なっています。ここで言いたいのは「差別化」そして「頼りになりかどうか?」です。

言われなくても行動して成果を出す人は可愛がられます。

これをやってくれると助かる」、「悩んでいるけど、どうしたら良いかわからない

こういった解決の糸口を教えてくれる、成果を出してくれるだけで印象がガラッと変わります。

ぜひ相手の立場になって行動していきましょう。

第一印象を良くする

面接でもそうですが第一印象は大事です。

皆さんはどんな人とコミュニケーションを取りたいですか?

  • 挨拶をしっかりする
  • 清潔感がある
  • 顔立ちが綺麗
  • 人間性が素晴らしい

など興味が惹かれる人間はこの印象が良いです。

可愛がろうと思う人は人間性が素晴らしい人がほとんどです。

挨拶や清潔感は今からでもできるのですぐに取り組んでいきましょう。

相手に興味をもつ

よく昔、話した内容を覚えている人いませんか?

こういった人、可愛がられます。

  • 相手の誕生日
  • 趣味
  • 話した内容

これらを覚えておく事をおすすめします。

自分に興味を持ってもらう前に相手に興味がないと可愛がられることはありません。

しっかりと相手の話した内容を聞く、覚えることをしましょう。

ちなみに誕生日にプレゼントをあげれば可愛がられる。と思っているそこのあなた。

大きな間違いです。

物で可愛がられるわけではなく、これまでのあなたの行動が可愛がられるます。

ぜひ、興味をもって行動に移していきましょう。

職場の忙しさ

回復期病院は患者数が多く忙しいと聞くが、仕事をこなせるか心配

こちらの悩みもよく聞きますが、どの職場も大変な時は大変です。

回復期病院では、自分の担当患者様が多くなるとリハビリ以外にもやることが増え、大変でした。

病院によりますが、僕の勤めていた病院は

  • PT(理学療法士)は、一人当たり4〜6名
  • OT(作業療法士)は、一人当たり5〜8名

経験年数に応じて担当についていました。

先ほどのリハビリ以外で僕が回復期病院で体験し、忙しいと思ったことは以下の通りです。

忙しい
  • 退院後のサマリー
  • 家屋調査の事前準備
  • 装具の選定
  • 重症度患者様のリハビリ

実際、リハビリの時間は僕個人としては好きだったので忙しいとは思いませんでしたが

  • 退院後に施設に行く患者様のサマリー書類
  • 自宅退院される患者様の家屋調査に行くための手すりや車椅子などの福祉用具の選定
  • 高額な装具を購入する患者様、家族様に装具の説明並びに義肢装具士さんとの打ち合わせ
  • 重症度患者様の移乗や装具での介助歩行

など、他職種との打ち合わせや体力勝負(PTのみ)なところもあり、その時期に担当患者様がブッキングした際は忙しかったです。

しかし、あくまで病院によって忙しさは異なるので、事前にスタッフの働き方や1日の流れを見学時に確認することをおすすめします。

タスクも多くなる時期はありますが、しっかり時間管理スキルを磨くことが解決策の近道です。
業務の優先順位をつけて効率的に動けるように、時間管理術を学んでいきましょう。

スケジュールのタイトさ

限られた入院期間でリハビリ計画を立て、効果を出せるか不安

この声を解決策として以下が挙げられます。

解決策
  • 患者様中心の目標設定を行う
  • 過去の事例を学ぶ

患者様や家族と相談し、現実的で達成可能な目標を設定することが成功の鍵です。

退院期間は決まっているので、自宅復帰したくても期間内に難しい患者様もいるのが現実です。

リハビリを進めていく中で他職種と連携をとり、どこをゴールにするか?をご本人のニーズと家族のニーズを聴取しつつ、総合して進めていきましょう。

そのゴールに一歩でも近づけるように、回復期での成功事例や治療ガイドラインを参考にし、自分の計画に反映させましょう。

給与や待遇が合うか不安

給与や休日数が希望に合わないのではないか」に関しては、入社する前に事前に調べておきましょう。

以下、回復期病院の給与や待遇が合う方、合わない方です。

給与や待遇が合う人給与や待遇が合わない人
安定した給料をもらいたい
シフト制でも問題
祝日の出勤でも問題ない
人がいない休日に休みたい
昇進に興味がない
頑張った分、給与に反映してもらいたい
決められた曜日、時間で出勤したい
日曜日、祝日は休みたい
友達や家族、彼女、彼氏と休みを合わせたい
昇進したい

回復期病院は、給料は年数を重ねると少しだけ上がりますが、ものすごく給料が上がったはありません。

僕が勤めていた病院では、3年目と6年目の給料が一緒でした。

休日に関しては、シフトが多いので日曜日や祝日も出勤することがあります。

病院によっては

希望で休みの日を数ヶ所、決める事ができましたがそれ以外の日はランダムで調整されます。

職場の雰囲気や人間関係が不安


新しい職場に馴染めるか心配」という悩みの解決策として以下の通りです。

  • スタッフの声を聞く
  • 自分から積極的にコミュニケーションをとる

見学や面接時に、スタッフから職場の雰囲気について直接話を聞きましょう。

また、新しい環境では、積極的な姿勢が信頼を築く鍵となります。

勇気を持って積極的にコミニュケーションをとっていきましょう。

理想と現実のギャップ


思い描いていた業務内容と違ったらどうしよう

解決策
  • 具体的な業務内容を確認する
  • 柔軟な姿勢を持つ


面接や求人票だけでなく、現場見学や事前の質問を通じてリアルな情報を収集しましょう。

正直、入ってみないと人間関係や職場の雰囲気などは掴みにくいものです。

多少の違いは成長の機会と捉え、前向きに取り組むことが大切ですが、無理は禁物です。

もし合わない場合は、試用期間の間で判断するのも良いかと思います。

まとめ:回復期病院への転職を成功させるために

回復期病院への転職には、多くの悩みがつきものです。

しかし、事前に情報を収集し、準備を整えることで不安を解消し、理想のキャリアを実現できます。

転職を検討中の方は、以下のポイントを参考にしてください:

  • 自分のキャリアゴールを明確にする
  • 事前に病院の情報をしっかり収集する
  • 必要なスキルを磨き、自信を持つ

理学療法士としての可能性を広げる第一歩を踏み出していきましょう!

では、今回のおさらいをしましょう。

回復期病院に入社した良かったこと
  • 病院の設備や教育体制が整っている。
  • 人数が多いので色々フォローしてもらえる。
  • 将来、訪問リハビリや整体に転職した際に一人で色々できる事が増えた。

回復期病院の待遇に合う、合わない人

給与や待遇が合う人給与や待遇が合わない人
安定した給料をもらいたい
シフト制でも問題
祝日の出勤でも問題ない
人がいない休日に休みたい
昇進に興味がない
頑張った分、給与に反映してもらいたい
決められた曜日、時間で出勤したい
日曜日、祝日は休みたい
友達や家族、彼女、彼氏と休みを合わせたい
昇進したい

病院以外にもクリニックや整体業などの実体験も記載してあります。

ぜひ興味がある人は下記概要欄からチェックをお願いします👇

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