「人事担当の実話」理学療法士の転職面接で失敗しない完全ガイド

この記事で解決できる悩み

✔︎ 転職したいけど、面接が不安…

✔︎ 抑えるところ、何を気をつけたら良いかが気になる

✔︎ 面接前に何を準備すればいいのか?

この悩みが解決できる記事を書きました。

転職したいけど、面接が不安…」と感じていませんか?理学療法士として働く環境は多岐にわたりますが、転職を成功させるには、面接での対策が欠かせません。

本記事では、元人事担当/面接担当を行なっていた僕が採用した人の共通点と理学療法士が転職面接で直面しやすい課題と、その対策を徹底解説します。

目次

面接でよく聞かれる質問とその答え方

面接でよく聞かれる質問に関しては事前準備は鉄則です。

  • 質問の意図を汲み取っていない
  • 受け答えが不十分
  • 会社のリサーチができていない
  • 第一印象/見た目

これ等は不採用になるリスクが高いためしっかりと確認しておきましょう!

定番の質問「志望動機」

志望動機は、質問の意図を把握するのが大事です。

特に多くの会社側が測っているのは「理念/方針に共感できている人材か」を重要視しています。

そもそも理念を把握できていないのは不採用のリスクが高まります。

答え方のポイント

  • 会社の理念と自身の今後のビジョンが共感していることを伝える。
  • 施設や病院の特徴を調べた上で、自分の経験と絡めて話す
  • 共感する部分や、自分のスキルがどう貢献するかを具体的に説明する。

回答例:


御院の『患者さんの生活の質を重視したリハビリ』という方針に共感しました。私は訪問リハビリの経験が5年あり、特に患者さんの生活環境に応じた治療計画を立てることを得意としています。この経験を活かし、御院の理念に沿ったリハビリを提供したいと考えています。

前職を辞めた理由

応募者がどのような価値観を持っているかを知るために面接官は質問しています。


多くは回答による問題解決能力柔軟性を評価しています。

回答の際は

  • 前職の批判を避ける。
  • 自分の成長やキャリアアップを中心に話す。

前職での感謝も含めて更に成長したい意欲をつけると印象がとても良いです。

回答例1:


前職では幅広い症例に対応する病院に勤務していましたが、より特定の分野に専門性を高めたいと思い、転職を決意しました。

回答例2:


人員不足による業務量の増加で、患者さん一人ひとりに向き合う時間が十分に取れない状況に課題を感じました。御院では患者さんとの密なコミュニケーションを重視されていると知り、理想的な環境だと思いました。

また逆もしかり、前職の退職理由をマイナスで回答すると不採用のリスクが高まります。

このような回答は不採用になるので注意

  • 人間関係が悪い
  • 会社の悪口
  • 環境のせいにする
  • お給料(会社によっては不採用にするケースも)

期間が短い退職はマイナスでなければ気になりませんが、必ず突かれるので事前準備しておきましょう。

今後のキャリア目標

応募者が将来のビジョンを持ち、それに向けて努力しているかを確認するための質問です。

  • 短期的な目標と長期的な目標を分けて説明する。
  • 施設での経験を活かす具体的なプランを示す。

回答例:


短期的には、貴院で幅広い症例に対応しながらスキルを磨きたいと考えています。長期的には、○○療法のスペシャリストを目指し、後進の育成にも携わりたいです。

前職の経験をもとに話をし、短期、長期の目標を達成するかのプランニングを話せるとGoodです。

もし叶わなかったらどうしますか?や達成するために何をしますか?などが

中途半端に答えると質問で投げかけられることがあるので具体的に答えていきましょう。

強み・弱み

自分をしっかりと理解できているか、自己分析しているかを確認しています。

強み

強みに関しては実体験を必ず入れてください。

実体験がないと信憑性が欠けます。

その強みで

  • 何を成し遂げたのか
  • 何を達成したか
  • どういったことができるようになったのか

などを実体験をもとに簡潔に答えるのがポイントです。

よくこの強みが出るが面接者から聞こえますが、大抵がどこかのテンプレもってきたな…って思われるので確認しておきましょう。

この強みはNG
  • コミニュケーション能力が高い
  • 協調性がある
  • リーダーシップがある

これ等は入社してみないとわからない点がほとんどです。

最初の第一印象だけでの判断がつきずいらいものもあります。

ぜひ自分の強みを見つけ出してみてください。

弱み

ここでの弱みは

  • どれだけ自分の弱みをプラスに変える努力をしたのか
  • 弱みをどう補っていく、カバーしてきたか

のエピソードがあると採用の第一歩です。

また、強みとの一貫性があると更に良いです。

弱みをプラスに変えるぜひ取り入れてみてください。

困難な状況での対処法(過去の経験)

こちらの質問は問題解決能力や柔軟性を評価するために確認しています。

挫折経験や失敗から何を乗り越えて、何を得たのか

これらを経験を具体的に話し、「成長を実感している/できている」と判断する材料があるとGoodです。

回答例:


急なスタッフ不足で多くの患者さんを担当することになった際、効率的な治療スケジュールを組むために他のスタッフと協力し、タスクを分担しました。その結果、全員の負担を軽減しつつ質の高いリハビリを提供できました。

最後に何かご質問はありますか?

こちらの質問は本当に入社したいか?熱意を確認しています。

特にありません。大丈夫です。という方は本当に入社したいのだろうか?と疑問に思ってしまいます。

ここでは、入社後に働いているイメージ・想定をしての質問をしましょう。

  • 御社に貢献するために勉強しておくことはありますか?
  • 自分の強みをアピールし、御社で生かすことはありますか?

など熱意と成長意欲をアピールしましょう。

NGな質問

✔︎  残業はありますか?

✔︎  給料はどのくらいですか?

✔︎ 有給消化率はどのくらいですか?

✔︎  ホームページに記載されいる内容

ホームページの記載されいる内容を質問するとリサーチ不足と思われるので注意が必要です。

必ず事前準備をしていきましょう。

面接前に準備すべきこと

施設や病院の情報収集

ウェブサイト、パンフレット、SNSを活用して、施設の理念や特色を把握しておきましょう。

その中でも重要なのは「理念」です。しっかり押さえておきましょう!

また、クリニック等では先生の背景や生い立ち、クリニックを始めた理由などもホームページに記載されています。

施設見学に行った際は、その話も交えながら話すのもポイントです。

評判や口コミサイトも参考にする。

ここに見学にいきたい。ここに就職してみたいなどを確認する際、まず確認するのは口コミです。

口コミは申し訳ないですが良いコメントには偽造もできます。

最新の口コミや過去3ヶ月を確認し、星1の口コミを見てみましょう。

ある程度の患者様、利用者様の対応や社内の雰囲気がわかります。

しかし、口コミだけだと判断が付きづらいものもあるため、気になるようでしたら見学をおすすめします。

自己分析の徹底

面接にも関係してきます。以下の自己分析を行いましょう。

自己分析

✔︎ 自分の強み

✔︎ コミュニケーション能力

✔︎ 技術力

✔︎ 患者対応経験

✔︎ 過去に苦労した経験とそれをどう克服したか。

模擬面接の実施

家族や友人に協力してもらい、実際の面接を想定して練習する方はいますが、緊張感がない場合はあまりおすすめはしません。

ここでは、何人も採用に導いているエージェントさんに頼むことがおすすめです。

的確なアドバイスや実体験をもとにした失敗例、成功例も教えて下さるので活用した方が採用の近道です。

面接当日の注意点

身だしなみ

率直に第一印象が全てです。

最初の印象が悪いと後の会話も素晴らしいことを伝えているのにも関わらず話が入ってきません。

以下のことを注意して印象を良くしましょう。

  • 清潔感のあるスーツを選ぶ。
  • 髪型や爪、靴の手入れも怠らない。
  • 男性だとネクタイが曲がっていないか
  • 女性だと化粧が濃くないか
  • 挨拶と笑顔

特に大手でオフライン面接の場合、靴と時計を見ます。靴の手入れ、時計の着用は忘れずに。

時間管理


面接開始の10分前に到着を心がけましょう。

面接時間よりも早く来すぎてしまうと会社側に迷惑がかかってしまいます。

余裕を持って行動することは素晴らしいですが、早く着いた場合はどこかで時間を使いましょう。

遅刻はもちろんアウトです。気をつけましょう。

面接中の振る舞い

印象を良くするポイント

✔︎ はっきりした声で話す。

✔︎ 面接官の目を見て、笑顔を忘れない。

✔︎ 質問には簡潔かつ具体的に答える。

✔︎ 時間を割いてくださったことに感謝の気持ちを伝える

面接官の視点から見た評価基準

面接官は、単に応募者の経歴を確認するだけでなく、以下のポイントを重視して評価します。

志望動機の一貫性と具体性

  • 応募者が施設の理念や方針を理解しているか。
  • 自分の経験やスキルが施設でどのように活かせるかを具体的に説明しているか。


「給与が良いから応募しました」など、自分本位な理由のみを挙げるはNGです。

コミュニケーション能力

  • 質問に対する回答が明確で簡潔か。
  • 自分の意見を論理的に説明できるか。
  • 患者や多職種と円滑に関わるために必要な能力があるか。

問題解決力と柔軟性

困難な状況に対してどのように対応してきたかを示す具体例があるか。

特に、過去の経験から学び、次に活かしている姿勢が評価されます。

長期的なキャリアのビジョン

応募者が成長意欲を持ち、施設の目標と一致するキャリアプランを持っているか。

マナー・身だしなみ

社会人として基本的なマナー(挨拶、時間厳守、礼儀)ができているか。清潔感があるか。

第一印象はとても大切なのでぜひ日頃から気をつけていきましょう。

よくある失敗例と対策法

準備不足で的外れな回答をする

失敗例:「御院の理念に興味があります」とだけ言い、具体的な説明がない。
対策:具体例を添えて話す。「患者さんの社会復帰をサポートする方針に共感しました」といった具体的なポイントを伝える。

緊張しすぎて本来の自分を出せない

  • 深呼吸や軽いストレッチでリラックスする。
  • 「少し緊張しています」と素直に伝えると、場が和む場合も。

緊張で言葉が出ない際に黙り込むと印象が悪いため、あえて素直に緊張していることを伝えましょう。

面接官によってはアイスブレイクを入れてくださる方もいれば素直な人だと思う方もいます。

実際の成功事例

ケース1:専門性をアピールして成功したAさん

「スポーツリハビリに特化した施設への転職を目指したAさんは、前職でのアスリート対応経験をアピール。

施設見学で感じた魅力も具体的に伝え、採用されました。」

ケース2:未経験分野への挑戦を認められたBさん

「訪問リハビリ未経験だったBさんは、自主的に勉強会に参加したり、訪問経験者に相談したエピソードを話し、挑戦意欲を評価されました。」

面接後のフォローも大切

面接後のお礼メールはとても大切です。面接がいくら良くても最後にボロが出ると印象が悪くなります。

まず自分のために仕事を止めて面接をしてくださっていますので感謝の気持ちを伝えましょう。

お礼メールの書き方

  • 面接官への感謝を伝える。
  • 面接で話した内容を簡単に振り返る。

例文:
「本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました。面接を通じて、貴院での業務に携わりたいという思いがさらに強まりました。….」

まとめ:転職面接成功の鍵

理学療法士の転職面接は、第一印象や事前準備・自己分析・コミュニケーションが成功の鍵です。

第一印象は特に重要視されるポイントです。

ぜひ面接官に印象を与え、熱意を伝えてみてください。

採用になること間違い無いと思います。

最後に、ご紹介した内容をおさらいしておきましょう。

面接前に準備すべきこと

✔︎ 施設や病院の情報収集

✔︎ 自己分析の徹底

✔︎ 模擬面接の実施

面接当日の注意

✔︎ 身だしなみ

✔︎ 時間管理

✔︎ 面接中の振る舞い

面接以前にどこに就職しようか迷っている方は、以下記事を参考にしてみてくださいね!

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