理学療法士が転職を考えるべき理由と成功へのステップ

この記事で解決できる悩み

✔︎ 院/クリニックなど、辞めようか迷っている。
✔︎ 転職したいが勇気が出ない。
✔︎ 転職する際のきっかけがほしい。

と疑問に思っている方の悩みを解決できる記事になっています!

実際に僕も回復期の病院、訪問リハビリ、整体、クリニックなど色々なところを転職してきました。

理学療法士として働いていると、「今の職場でこのままでいいのだろうか」と悩む瞬間が訪れることもありますよね。

この記事では、

  • 理学療法士が転職を考えるタイミングや理由
  • 成功するための具体的なステップ

を面接官、人事経験のある僕が正直にお答え、ご紹介します。

目次

理学療法士が転職を考える理由

転職を考える背景にはさまざまな理由がありますが、主に以下のような要因が挙げられます。

キャリアアップを目指す

現職ではスキルや経験を積むチャンスが限られていると感じた場合、新しい職場でさらなる成長を目指すことができます。例えば、スポーツ分野やリハビリ専門施設など、より専門性の高い環境で働く選択肢があります。

ワークライフバランスの改善

夜勤が多い、残業が多すぎる、休みが取りにくいといった問題を抱えている場合、より働きやすい環境を求めるのは自然なことです。

給与や待遇の不満

理学療法士の給与は施設や地域によって大きく異なります。

同じスキルを活かしつつ、より高い収入を得られる職場を探すのも転職理由の一つです。

人間関係のストレス

職場の人間関係が原因でストレスを感じている場合、転職は問題解決の手段となることがあります。

職場での人間関係は、仕事を続けるモチベーションを左右する重要な要素です。

上下関係が厳しい、同僚との衝突が多いなどの悩みがある場合、転職は新たなスタートを切るチャンスとなります。

理学療法士が転職を成功させるための準備

自分のキャリアの棚卸しをする

まず、自分のスキルや経験を整理しましょう。以下のポイントを確認してみてください。

ポイント

✔︎  経験年数

✔︎ 得意分野(例:整形外科、神経リハビリ、スポーツ分野)

✔︎ 保有資格(認定理学療法士、トレーナー資格など)

✔︎ 学んだ技術や方法論

これを明確にすることで、転職先で自分がどのように貢献できるかをアピールしやすくなります。

僕は見学に行った際にこのアピールをしたら面接スキップできました。

  • 前職に役職についていた。
  • 経験年数が高い
  • 人事を担当していた
  • 保有資格を所持していた
  • 第一印象

面接する前に事前に見学に行き、アピールすることは大事です。

見学で人事担当の方と仲良くなると、面接をスキップもしくは面接の砕けた感じでいけます。

それも全て「第一印象」です。他はオプションに過ぎませんが、「実績作り」は大事です。

転職理由を明確にする

転職理由があいまいだと、応募先の企業に説得力が伝わりません。

例えば、「給与アップが目標」でも「スキルアップを目指して専門的な環境に身を置きたい」でも構いませんが

  • なんのために給料アップしたいのか?
  • なぜスキルアップをしたいのか?
  • なぜスキルアップをできる環境と思ったのか?

を考えて企業の担当者に説明しましょう。

一貫性を持たせることが、とても重要です。

求人情報をリサーチする

転職サイトや理学療法士向けの転職エージェントを活用して、求人情報をリサーチしましょう。

おすすめの転職サイトには以下があります:

転職サイト

✔︎ PT/OT/ST JOB
✔︎ リハビリのお仕事
✔︎
 マイナビコメディカル

✔︎ ジョブメドレー

各転職サイトが気になる方はこちらもチェックしてみてください👇

求人票を確認する際には以下の点に注目してください:

給与

理学療法士平均年収:約431万

回復期病院

大手の場合 約420万〜450万(主任・役職に就けば更に上がります)

勤めていた病院は年数よりも役職で給料が変わりました。

(3年目と6年目で給料ほとんど変わらなかったです笑)

訪問リハビリ

訪問件数によって変動あり。(件数によっては年収500万以上可能)

休みの日を出勤して稼ぐ人もいます。

クリニック

月収は高い印象。ボーナスがないところがちらほら。(年収390万〜500万以上)

経験年数によって給料の変動あり。

整体

350万から売上次第、年収600万以上の方もいます。

保険が適用外なので知識と技術経験が問われます。

集客マーケティング知識第一印象が大事。

勤務地

僕の経験ですが近いところを選びましょう。

当たり前ですが、仕事後自由な時間を過ごせます。

家族の時間、友達、飲み会、デート、勉強

仕事以外の時間を大切に使うために無駄な移動時間は省きましょう。

また、会社によっては通勤手当が発生するところがほとんどですが

中には月何万円までや交通費は出すが駐車場代は出さないなどの条件が色々あるのでしっかりチェックしましょう。

福利厚生

病院では資格手当や住宅手当、残業手当などはほとんどあるところが多いです。

注目は出勤時間残業がないかを確認しましょう!

スクロールできます
施設シフト休み残業その他

回復期病院


日勤
早番
遅番



シフト制なしGWやお正月等
祝日がない

訪問リハビリ
日勤土日
祝日
サマリーや資料等
重なる場合
残業あり
勉強会はほとんどなし
ケアマネジャーとの
ミーティングがほとんど

クリニック
日勤院長の休みに合わせてなし年間休日が多い
休憩時間が長い

整体
早番
遅番
平日
日曜
祝日
お客様に応じて
残業あり
年間休日が少ない

売上にノルマがある
売上次第で給料があがる

回復期病院の場合

  • 残業はほとんどなし
  • 業務後まれにE-ランニングや外部講師の勉強会、緊急対応の勉強会など
  • 入院患者様のリハビリが主なため、大抵はシフト制です。
  • 日勤、早番、遅番でシフトが組まれる。

早く帰れる日や遅く出勤する日もありますが、固定で出勤したい方には不向きかもしれません。

僕が働いていた病院では、シフト制の最大のデメリットは祝日が休みではなかったことです

GWやお盆休み、正月などの祝日は役職者は休みでしたが新入職員や中間層は出勤してました。

実際、僕も「お正月を家族と過ごしたい」という思いが強かったので退職を決意しました。

訪問リハビリの場合

  • 土日祝休み。
  • サマリーなど外部の方にお渡しする資料などの提出がある日は残業が多い。
  • 出勤時間は日勤のみで固定。
  • ある程度経験年数が高い人が多かったため、勉強会とかはなし。

クリニックの場合

  • 平日,日,祝休みや土日祝休み中には院長の休みに合わせて平日半休、日曜日休みってところもあるそうです。
  • 残業はほとんどなし。
  • 勤務後、勉強会を開催することあり。
  • 出勤時間も固定がほとんど
  • 休憩時間が長い90分や120分などあり。

整体の場合

  • 平日休み+日曜日、祝日がある日は平日休みは無しがほとんど。
  • 売上の確保があるため他の病院やクリニックよりも年間休日は少ない。
  • 残業に関しては患者様次第です。人気がある店に関しては時間外でも対応することもあります。

年間休日120日以上休みの整体はほとんどありません。

その分、結果が出れば給料が上がるので実績次第で病院の役職者よりも給料が高くなります。

教育制度

プリセプター制度があるところはおすすめです。

右も左も最初はわからないので指導してくれる人がいるだけで心強いです。

わからないところや困っている事があれば、聞く人がいるので僕はすごく助かりました。

教育体制が整っている病院では、新人教育プログラムや○年目研修などもありました。

何をすれば自分の成果や実績が上がったのかが明確になっていたので

自分の自己成長にも繋がりました。

履歴書と職務経歴書を準備する

履歴書と職務経歴書は転職活動の第一印象を左右します。

理学療法士としての経験や成果を具体的に記載し、応募先に合った内容にカスタマイズしましょう。

履歴書の職務履歴書の書き方に関してはこちらをチェックしてみてください👇

面接対策を徹底する

面接では、なぜその職場を選んだのか、どのように貢献できるのかを明確に伝えることが求められます。

過去の成功体験をエピソードとして語ると、説得力が増します。

面接対応に困っている方はこちらもチェック👇

転職時の注意点

現職の退職タイミングを慎重に考える

現職の同僚や患者さんに迷惑をかけないよう、引き継ぎや退職時期の調整は計画的に行いましょう。

退職する決意を決めたら、早めに上司に報告しましょう。

就業規則にもよりますが6ヶ月で引き継ぎ等を終えて、迷惑がかからないようにしていきましょう。

情報収集を怠らない

職場の雰囲気や実際の働きやすさは求人票だけでは分かりません。

口コミサイトや見学を通じて、リアルな情報を得ることをおすすめします。

見学の際にここは見るべきポイントはこちらをチェック👇

転職エージェントを上手に活用する

転職エージェントは、非公開求人や面接対策など、多くのサポートを提供してくれます。

ただし、自分の意向をしっかり伝えることが重要です。

エージェントによっては自分の都合を押し付ける方もいますので注意です。

面接官をしていた時に本人とエージェントさんが一緒に面接する機会が何度もありましたが

エージェントさんが一方的に質問してくる方がいました笑

本人の意思がない、伝わらないように見えてしまうのがとても残念だったケースもあったので

しっかりとエージェントさん頼りにしないようにしましょう。

理学療法士の転職成功事例

※僕の周りにいる方の成功事例です

ケース1: 地域密着型の病院からスポーツ施設へ

Aさん(30代男性)は、地域の総合病院で5年間勤務していましたが、スポーツ分野に興味を持ち、専門的な施設への転職を決意しました。現在はプロスポーツ選手のリハビリを担当し、充実した日々を送っています。

ケース2: 大規模病院から訪問リハビリへ

Bさん(40代女性)は、子育てと仕事の両立が難しくなり、訪問リハビリの仕事に転職。現在は自由なスケジュールで働きながら、家族との時間も大切にできる生活を実現しています。

ケース3: クリニックから整体へ

Cさん(30代男性)は、クリニックで年収400万前後でしたが、成果が出ても給料に反映せず、整体業に転職。セールス技術や知識をつけ、見た目に気を使うようになり売上が向上、年収600万円以上に。現在は個人で整体業をスタートし、新しいことにもチャレンジしています。

転職後のメリット:新しい環境がもたらすもの

転職を成功させた理学療法士たちは、次のようなメリットを感じています。

専門性の向上

新しい分野でスキルを磨けます。

治療での知識、技術はもちろんですが管理職になると部下の育成やマネジメント力もつきますし、

病院から整体など場所が変わるだけで、人への声かけの仕方や配慮、コミニュケーション力も変わります。

新しい経験こそ、自身の成長、スキルアップの近道です。

専門性を向上させたい方は、意識が高い人に聞くことをおすすめします。

よく一年目で勉強している方はどこの分野にもいますがある年数になると勉強を止める方がいます。

皆さんに朗報です!!

勉強を止めた方が上司にいるならその人との距離をあけましょう!

意識高い人の近くにいると数年後あなたはその人を超えています。

ぜひやり方を見つける前に行動に移すことをおすすめします。

生活の質の向上

収入が上がる、好きな時間が増えると生活の質が上がります。

生活の質をあげる方法は能力を上げる事です。

能力がある方は、年齢気にせずに上司になっているし、主任になっている方もいます。

まずは、読書から始める。そして勉強されている方、意識が高い方と交流を持つ事が大事です。

コミュニティーの輪を広げる、自己投資頑張っていきましょう。

仕事のやりがいアップ

仕事のやりがいがないと長続きしません。

自分が何にやりがいがあるのか?考えるのもありですね。

  • 患者様の笑顔にさせたい
  • 自分の能力をあげたい
  • 人から感謝される人間になりたい
  • 頼られる理想の上司になりたい
  • 年収をあげていきたい

など仕事のやりがい、目的は自由です。

やりがいを感じられない人はもしかすると将来的なビジョンが薄いかもしてません。

ぜひ紙に書くなりして自身の未来設計図を作ってみるのも面白いかもしれませんね。

まとめ:結局、今のままでいいのか?

理学療法士としての転職は、自分のキャリアや働き方を見直す良い機会です。

自分に合った職場を見つけるためには、明確な目標設定と準備が必要です。

今回の記事で一歩を踏み出そうと思った、そこのあなたは転職すべきかもしれません。

では今回のおさらいをしましょう!

理学療法士が転職を考える理由
  • キャリアアップを目指す
  • ワークライフバランスの改善
  • 給与や待遇の不満
  • 人間関係のストレス
理学療法士が転職を成功させるための準備
  • 自分のキャリアの棚卸しをする
  • 転職理由を明確にする
  • 求人情報をリサーチする
  • 履歴書と職務経歴書を準備する
  • 面接対策を徹底する

本記事でご紹介したポイントを参考に、ぜひ一歩を踏み出してみてください。

今後も役立つ情報を発信していきますので、引き続きチェックしてくださいね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次