理学療法士(PT)・作業療法士(OT)の転職|病院・施設見学で必ず聞くべき10の質問とNGポンイトとは?

この記事で解決できる悩み
  • 必ず聞くべきことを知っておきたい
  • 見学を好印象で終わらせるためには
  • 聞いてはいけないポイント知りたい

と疑問に思っている方の悩みを解決できる記事になっています。

来週、見学予定だけど何を聞けば良いかわからない?

転職(もしくは新卒就職)の際は、病院・施設見学に行く事が多いと思います。

ただ印象もなく終わってしまった・・・などもったいない見学をしていないでしょうか?

病院や施設見学は自分にあった職場を見つけるためには重要で、職場選びを失敗しないためにも見るべきポイントや聞くべき質問があります。

後悔しないためにも事前対策をしておこう!

特に見学の際には働いている人に直接質問できるので、求人票ではわからないその職場の本当の情報が得ることができます。

では自分に合った職場かどうか見極めるため、どんな質問をしたら良いのか?

本記事では、整形外科クリニック兼、整体院グループで採用担当をしていた筆者が、病院・施設見学の際に聞いておくと良い質問を紹介していきます。

\ 体験談/

▶︎【体験談】施設見学を成功させるポイントは、こちらの記事でくわしく紹介していきます。

リハゾウ

人事/面接&教育担当

経験年数10年目の理学療法士。

これまで回復期病院▶︎訪問リハビリ▶︎整体▶︎整形外科のクリニックと3回の転職を経て、

月給20万後半/年収400万以下から現在約月給45万/年収500万以上アップに成功!

過去に回復期病棟のリーダー、整体院グループではエリアマネジャー兼教育&人事担当

目次

理学療法が病院や施設見学の際に聞くべき質問集

職場で理学療法士として働く上で、本当に自分にとって働きやすい環境なのかどうかは最優先に見極めたいポイントです。

そのためにすべき質問を紹介していきます。

💡聞くべき質問
  • 1日の担当患者数はどのくらいですか?
  • どんな疾患の患者さんが多いですか?
  • 部署異動はありますか?
  • 研修会への参加時には補助はありますか?
  • 職員の年齢層はどんな感じですか?
  • 既婚者や子育て中の方はいらっしゃいますか?
  • 通常の業務以外での仕事はありますか?
  • 有給所得率はどのくらいですか?
  • キャリアアップの制度はありますか?
  • 新人研修の具体的な内容を教えてもらえますか?

1日の担当患者数はどのくらいですか?

勤務する職場によって、1日の担当患者数は大きく異なります。

担当患者数が多ければリハビリ診療はもちろん、カルテ記載やリハビリ実施計画書の作成・説明など負担は多くなります。

自分がその職場で働いてやっていけるかを確認するためにも、どれくらいの患者数を診けないのか必ず質問しましょう。

特に整形外科クリニックは患者数が多く忙しい傾向があります。

単位数のノルマがあるかも確認しておこう

訪問リハビリもインセンティブで+αのところは件数が増えるのと計画書の作成とケアマネとのミーティングも増えるので確認しておきましょう。

1日の平均単位数
  • 整形外科クリニック:20単位
  • 訪問リハビリ:12単位
  • 回復期リハビリテーション病院:18〜24単位

どんな疾患の患者さんが多いですか?

実際にその職場の働いた時に、どういった患者層を受け持つかをイメージするための質問です。

その職場で多い疾患について自身の知見があるのか、実際にリハビリを担当してやっていけるのか?を見極めましょう。

また自分のキャリアプランを考え、そこの職場で働くことが成長に繋がるかを考えるためにも忘れず質問する必要があります

自分の学びたい分野、興味がある分野を選ぼう

部署異動はあるか?

いくつかの部署やグループ施設がある職場では、忘れずに質問をしておきましょう。

部署異動に伴い通勤時間が変わるとプライベートへ影響も出ますし、そもそも学びたい分野で働けなかったりとキャリアにも影響することがあります。

また部署異動がある場合にはある程度の融通が効くのか?それとも強制的なのかを確認しておきましょう。

部署異動が嫌で辞めてしまう方もいるので、あらかじめ確認しておこう。

研修会への参加時には補助はありますか?

学びのために研修会へ参加することは多いと思いますが、研修費や交通費の補助が出るかも確認しておくと良いでしょう。

自己研鑽のための費用を負担してくれる職場は、職員の還元意識が高いのでホワイトな施設が多いです。

また研修のために有給を使えるのか、出張扱いになるのかも聞いておくことをおすすめです。

補助があるとお金を気にせず、安心して勉強会に参加できるね

職員の年齢層はどんな感じですか?

20代後半〜30代世代が少なく、40代後半以降のベテランと20代前半の若手で構成されているような職場は注意しましょう。

中堅層が少ないような職場はブラックなところが多いよ

20代後半〜30代の中堅層は仕事にも慣れ家庭を持つ人が多く、働きやすさや給料や待遇面を重視する傾向にあります。

その職場のことを理解している世代が少ないということは、ブラックな職場というサインかもしれません・・・

既婚者や子育て中の方はいらっしゃいますか?

結婚されている方に問います。仕事と家庭どちらも大切にしたいですよね。

結婚して家庭をもっていると、家族の体調不良や急用で休みが必要になることも多々あります。

そのため子供の発熱で急に休んだり保育園にお迎えに行っても、もし同じような境遇な人がいれば理解されやすく働きやすい傾向にあります。

同じ境遇で休ませてくれる事例が職場にあれば安心で働きやすいね

通常の業務以外での仕事はありますか?

病院や施設によっては、通常のリハビリ業務以外にも仕事がある場合があります。

入社した後に「そんな仕事あるなんて聞いてなかった」とならないように、事前にしっかりと質問して確認しておきましょう。

プライベートを重視したい方はしっかり確認しましょう。

病院などは委員会業務なども多いよ

有給は所得しやすいですか?

有給の取りやすい職場、取りにくい職場は割とはっきりと分かれる傾向にあります。

休みたいのに中々有給が取らせてもらえない、必ず不満が溜まりストレスの原因に・・・

そのため職員の有給所得率などはしっかりと質問して確認しておきましょう。

売上を重視するところは「時季変更権」を使われる可能性もあるので就業規則の内容も把握しておきましょう。

ぜひプライベートも大切に

キャリアアップの制度はありますか?

研修制度や資格所得支援があるかどうかで、自分がその職場で成長できるかがわかります。

「経験を積めば給与が上がるのか」「役職やリーダーポジションに昇格できるのか」など、自分の将来像を描く上で重要な質問です。

キャリアアップを支援する環境が整っている職場は、社員を大切にする傾向があります。

ここで長く働けそうかが判断できるそうか?しっかり確認しよう

新人研修の具体的な内容を教えてもらえますか?

この質問をすることで、職場の教育体制やサービスの手厚さを確認できます。

自分がスムーズに仕事を覚えられる環境かどうかを見極めることができます。

しっかりした研修がある職場は、新人を大切に育てる文化がある可能性が高いです。

逆に「研修がほぼなく、現場で見て覚えてもらう」といった回答なら、自分にとって働きやすいかどうか考える必要があります。

自分がこの職場で成長できるか見極めよう

理学療法士が病院・施設見学の質問時に注意すること

ここでは、理学療法士が病院・施設見学の質問時に注意することを紹介していきます。

見学時に悪い印象を持たれないようにチェックしておきましょう!

メモを用意する

質問したことへの答えを覚えていたとしても、メモを取りながら話を聞いてくれるだけで採用側は「真剣に話聞いているな」と好印象を持ちます。

メモを出す時にもたついていると印象が悪いので、カバンに入れずにすぐに取り出せるポケットに入れておきましょう。

見学=メモを取るは出来て当たり前の病院・施設もあるので必ず忘れずに見学に挑みましょう。

求人票やホームページで基本的な情報を把握しておく

質問をしてくれるのは採用側としても悪い気がせず、むしろ真剣にこの職場と向き合ってくれているなと好印象を持ちます。

しかし、「この質問、求人票(ホームページ)に載っているよな・・・」と思われる質問に関してはリサーチ不足と思われ逆にマイナスになります。

基本的な情報は把握しつつ、直接質問することでしか分からないような事項を確認するようにしましょう。

給料面の話はしすぎない

働き上で給料面や待遇面はしっかり確認しておくのは、後から後悔しないためにも大切です。

しかし、質問の大半が給与などお金の話ばかりだと、採用側として「お金ばかり気にする人なんだ・・・」と思われます。

「ここで成長した」「実績を残し、貢献していきたい」など病院・施設にとってプラスになるような質問をすることが大事です。

給料面の話に関してはある程度、実績、信頼関係を構築してからが無難です。

見学時は給与面は話しすぎないのがベターだね。

\ 採用側の視点を確認/

▶︎【採用側の視点】病院・施設側が見学時に確認するポイントは、こちらの記事でくわしく紹介していきます。

理学療法士が病院・施設見学で聞くべき質問集まとめ

本記事では、理学療法士、作業療法士が病院・施設見学で聞くべき質問集を紹介しました。

病院・施設見学では、直接その職場で働いている人に質問ができ、自分にとって最適な職場かどうかを確認できます。

ただなんとなく質問するのではなく、仕事面や待遇面・プライベートで自分に合っている職場なのか見定める質問をしましょう。

▶︎もし質問内容が思いつかない方は、こちらの質問の意図を理解して質問しましょう👇

💡聞くべき質問
  • 1日の担当患者数はどのくらいですか?
  • どんな疾患の患者さんが多いですか?
  • 部署異動はありますか?
  • 研修会への参加時には補助はありますか?
  • 職員の年齢層はどんな感じですか?
  • 既婚者や子育て中の方はいらっしゃいますか?
  • 通常の業務以外での仕事はありますか?
  • 有給所得率はどのくらいですか?
  • キャリアアップの制度はありますか?
  • 新人研修の具体的な内容を教えてもらえますか?

ぜひ、見学で好印象を残していきましょう!

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この記事を書いた人

理学療法士として、
これまで
・回復期病院
・訪問リハビリ
・整体
・整形外科のクリニック を経験。
これまでの転職をしてきた成功体験、失敗体験や自ら面接担当、人事担当、教育担当の経験から云えることや実体験を発信していきます。

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